「創造者（ただし、商人ではない）」 | Творец - но не торгаш

領収書の裏面に 宇宙を描く 彼の韻は地獄 まぶたの裏に楽園 光る才能は 営業マンには見えない 創造者 だが商売人じゃない 贈る術はあれど 売る術はない 時代は彼を「時代錯誤」と嘲った 彼は汚れた靴にキスする術を学ばなかった。 唇の影さえ売ることができなかった。 彼の誠実さは、神経愛情時代の欠陥品。 彼の声は、データの川に浮かぶゴミだ… ストーリーズに魂を晒しても AIが吐く「トレンド外れ」の烙印 路上でホームレスに歌を捧げる一方 VIPたちは「数字は？」と吠える 靴舐めの作法も ハイプへの媚びも知らず 彼の純粋性は メタバース時代の欠陥品 それでも あの老婆だけは 階段で聴き泣いた 「私は敗残者だ。私はシステムの不良品。 私の歌は… 名札のない棺だ。 最後の「いいね」が落ちた時― お前らは、暗闇で俺が笑う声を聞く…」 マイク落とす音... 静寂... そして 遠くの子供の笑い声？ それとも... ネズミの足音？